検診について

いざ受診しようとすると、わからないことが多いですね。
ここでは 各種がん検診のおおまかな流れや検診による予防効果などをご案内します。

がん検診とは

職場・学校・医療機関の「健康診断」や「がん検診」

がん検診は、身体にがんがあるかどうかを調べる検査です。また、がんが見つかった場合には二次検診などで、どれくらいの大きさであるかなどを詳しく調べ、どのような治療方法が最も適しているか方針を立てるのに役立てます。

「医療機関の受診」をおすすめします

「健診」も「検診」も、日常生活を送るうえで、特に健康上の大きな問題のない、無症状の人を対象にしていることは忘れないでください。何か自覚症状がある人は、まずは医療機関を受診することをおすすめします。

がん検診の流れ

がん検診で大切なことは3つあります。1.検診をすることでがんによる死亡率、疾患率が減少することが証明されている 2.適切な方法で実施する 3より多くの人を対象にする

がん検診には一次検診、精密検査(二次検診)があります。その結果によって、がんの確定診断、治療という流れで進んでいきます(左 チャート参照)。

一次検診は「スクリーニング」といって、健康な人と、多少でもがんの可能性が疑われる人を見極めてふるいわけます。

一次検診の内容は個別にご説明しますが、胃がん検診だとX線検査、乳がん検診だと視触診とX腺(マンモグラフィー)検査の組み合わせなどのように、検診ごとに検査内容は異なります。

もし、精密検査でがんと診断された場合は、さらに詳しい検査をして治療へ進むことになります。

編集協力・島田英典